メアカンフスマ(雌阿寒衾)

Arenaria merckiodes


メアカンフスマ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ノミノツヅリ属

  • 特徴

  •  草丈5〜15mの多年草。
     全体に短毛があり、株はよく枝分かれし株を作る。br>  葉は広卵形で対生しやや厚く、先は尖る。
     花は茎頂や葉腋から花柄を出し、直径1cmの白色。花弁は長卵形で5個。

  • 分布・生育地

  •  北海道(知床、雌阿寒岳)
     高山の砂礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1992年7月11日 北海道知床

  • 撮影記

  •  北海道に梅雨はないというものの、オホーツク高気圧が張り出しその縁にあたると、道東は東風(ヤマセ)が吹き曇天が続く。
     知床硫黄岳にシレトコスミレを求めて登ったのもそんな日だった。
     濃いガスの中、森林限界を抜けると岩礫地に早速目的のシレトコスミレが見つかった。
     その礫地にこの花も大きな塊を作って咲いていた。ガスのせいで花弁がやや濡れている。

    同じ科の仲間の花