ミヤマナデシコ(深山撫子)

Dianthus shinanensis f. alpinus


ミヤマナデシコ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ナデシコ属

  • 特徴

  •  草丈8〜20cmの2〜多年草。
     シナノナデシコに似るが、草丈が低いほか、茎の節が4〜7個と少なく、花期に根出葉があり、種子が小さいなどの違いがある。(「長野県植物誌」)

  • 分布・生育地

  •  本州(南、北アルプス) 高山帯の岩場

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年8月7日 長野県白馬岳

  • 撮影記

  •  白馬岳から下ってくる際、ガレた斜面に鮮やかな紅色を見せていた。
     普通、下りは先を急ぐので、花にカメラを向けることが少ないものであるが、この時は重い荷物を降ろしじっくり写した。
     ここは蛇紋岩地帯であるが、このほかにも北、南アルプスの一部に上記の特徴のあるシナノナデシコがあり、「長野県植物誌」では、品種として扱っているのでそれに従った。

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