シナノナデシコ(信濃撫子)

Dianthus shinanensis


シナノナデシコ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ナデシコ属

  • 特徴

  •  草丈20〜45cmの2〜多年草。
     葉は線状披針形で長さ3〜6cm、先は鋭く縁に突起状の毛がある。
     花は茎頂に密につけ、直径1.5〜2cm。花弁は紅紫色で先は歯牙がある。苞は2対あり、尾状に長く伸びる。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方)  山地の川原や岩場

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年8月4日 長野県佐久市
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  山間の川原などのに生える美しいナデシコの仲間で、中部地方だけにある。
     当初、この花とアルプスの蛇紋岩地帯などに生えるミヤマナデシコを同一種と整理していたが、「長野県植物誌」に従い別として分けてみた。
     この花、南アルプス北岳の登山口広河原周辺でよく見かける。しかし、ここを通るのは早朝か夕方で撮影条件に合わなかったため、貧弱な株であるが北佐久地方で撮影した花をアップした。

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花アップ