シロバナマンテマ(白花まんてま)

Silene gallica var. gallica


シロバナマンテマ1

  • 科名・属名 : 科 属

  • 特徴 :
     ナデシコ科 マンテマ属

  • 特徴 :
     草丈30〜50cmの1〜2年(越年)草。逸出帰化。
     茎には粗い毛が多く、上部では腺毛も混じる。
     葉は下部ではへら形で先は円く、上部は広線形で先は尖る。
     花は花序の片側に偏って総状につき、径8〜10mm、花弁は狭倒卵形で白色〜淡紅色。萼筒には10脈があり、長毛と短い腺毛がある。
     果実(刮ハ)は6裂する。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(中部〜南部ヨーロッパ原産)(北海道〜九州に帰化) (国外:世界各地に帰化)
     海岸の砂地や草地、道端の草地、埋立地

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2005年5月20日  鳥取県鳥取市
     中上・全体2 2011年5月14日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花序 2015年4月11日  鹿児島県屋久島
     中下・花 2020年5月31日  神奈川県川崎市
     左下・果実 2019年5月2日    同  上
     右上・葉、右下・茎    同  上

  • 撮影記 :
     ヨーロッパ原産で、マンテマ同様栽培していたものが逃げ出し帰化した花である。
     両種はよく似ているが、本種の花弁は細く、色は薄いので、紅紫色で縁取りのあるマンテマとは異なる。
     屋久島でも写したように、ほぼ全国的に帰化しているが、海岸近くに生えるため内陸部の県では見つかっていないようだ。

  • 葉

    茎

    同じ科の仲間の花
シロバナマンテマ2

花序

花

果実