タガソデソウ(誰袖草)

Cerastium pauciflorum


タガソデソウ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ミミナグサ属

  • 特徴

  •  草丈30〜50cmの多年草。
     茎の上部には腺毛を交えた白い軟らかい毛がある。
     葉は無柄で、披針形〜卵状披針形、長さ4〜9cm。両面に毛がある。
     花は茎頂にややまばらにつき、直径約2cm。花弁は白色で5個、先は円く腺毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方)
     山地のやや湿った林下、草地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1996年6月8日 山梨県北巨摩郡
     アップ 2004年6月13日 長野県上高地

  • 撮影記

  •  日本では中部地方の山地にやや稀ということで、古歌に由来する風情のある和名を持つこの花に出会う機会はなかった。
     ある年、ホテイランの撮影の帰り、林道脇でこの花に出会った。
     割合にナヨナヨした感じで、触るとベタついたが、喜んで撮影した。
     その後、初夏の頃上高地に出かけたら、遊歩道わきに一杯咲いていた。

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