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- 科名・属名 : ナデシコ科 ウシオツメクサ属
- 特徴 :
草丈5〜15cmの1〜2年草。帰化。
茎は基部からよく分枝して地を這い、先は立ち上がり、葉とともに腺毛がある。
葉は対生し、線形(円柱形)で長さ10〜18mm。先は針状で上面は平凹状、基部の托葉は白い膜質、基部が合着し、下部が鞘状で上部は広三角形。
花は上部の葉腋に単生し、径約4mm、花弁は5個、基部が白色で先は淡紅紫色だがその比率はまちまち。雄しべは3〜5個、
果実(刮ハ)は長さ5.5〜6mm。
別名 オオウシオツメクサ
- 分布・生育地 :
帰化(地中海地方原産) (国外:世界各地に帰化) 全国 海岸の埋立地、河口沿岸
- 花期 : 4〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年7月9日 北海道知床半島 中上・全体2 2017年5月12日 千葉県香取郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2014年7月9日 北海道知床半島 左下・花2 2017年5月12日 千葉県香取郡 右上・葉、右下・葉、托葉 同 上
- 撮影記 :
知床の海岸近くの未舗装の林道、溜まり水の乾いた地面に張り付くように咲いていた。
花弁は淡紅紫色で、初めはウスベニツメクサかと思ったが、「神奈川県植物誌」などの記載を参考に、雄しべの数が5個、葉の上面が平凹状、托葉が合着し下部が鞘状で上部は広三角形であることから本種と判断した。
その後、利根川の河口近くでも撮影したが、ここの花は基部が白色で先は淡紅紫色という典型的なタイプの花だった。
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