ヤマハコベ(山繁縷)

Stellaria uchiyamana


ヤマハコベ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ハコベ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     茎は地を這い、先は立ち上がり、毛がある。
     葉は広卵形で長さ1〜2.5cm、柄がなく先は尖り毛がある。
     花は葉腋につくが少なく、5個の白色の花弁は2深裂する。
     花弁のない品種があり
     ●アオハコベ(f. apetala)といい、こちらの方が多く見かける。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州 山地の林下

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年5月29日 広島県帝釈峡

  • 撮影記

  •  広島県の帝釈峡は春の花の種類が多いことで知られているが、6月も間近な時期ではあまり期待する花はなかった。
     この花も「サワハコベがあるや」と思って通り過ぎようとしたところ、同行のYさんから教えられた。
     花弁のないアオハコベは何度か見かけたが、母種であるこの花は少ないらしく、初めて出会った。

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