ヤンバルハコベ(山原繁縷)

Drymaria diandra


ヤンバルハコベ

  • 科名・属名
  • : ナデシコ科 ヤンバルハコベ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの1年草。
     茎は基部から分枝し、地を這うかやや直立する。
     葉は対生し、腎円形で、長さ0.5〜2cm、幅0.5〜2.5cm。先は僅かに凸頭で、3〜5脈がある。
     花は茎頂や葉腋に集散花序となり、花は径4〜8mm、花被片は5個で白色、2裂する。萼片には腺粒があって粘る。
     別名 ネバリハコベ

  • 分布・生育地

  •  沖縄  道端、畑地

  • 花期
  • : 12〜4月(?)

  • 撮影月日・場所

  •  2011年2月19日 沖縄県名護市
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  沖縄で何度かこの植物を見ていたが、花に出会うのは初めてだった。
     細い茎で他の植物にもたれかかり、小さな花を咲かせている姿を、しっかり観察し撮影した。
     しかし、図鑑の記述はメモしてきたものの、伊豆七島で見たオムナグサとの違いはよくわからなかった。(平凡社「日本の野生植物U」では蕾が鈍形、萼片に3個の竜骨状突起があり、花弁の裂片は先が鈍形、雄しべ2本が違とある。一方「琉球植物誌」では、両者を同じものとしている。)

    同じ科の仲間の花
花1

花2