カントウマユミ(関東真弓)

Euonymus sieboldianus var. sanguineus


カントウマユミ

  • 科名・属名 : ニシキギ科 ニシキギ属

  • 特徴 :
     高さ3〜5(〜10)mになる落葉小高木〜高木。
     葉は対生し、葉身は長楕円形〜楕円形、長さ5〜15cm、幅2〜8cm。先は鋭頭〜急鋭尖頭、基部は円形〜くさび形、縁には波状の細かい鋸歯があり、表面は無毛で裏面脈上に短毛が密生する。葉柄は長さ5〜20mm。
     花は本年枝の葉より下にの芽鱗痕の脇から集散花序を出し1〜7花つけ、緑白色で径約1cm。花弁は4個、長楕円形で縁に波状の低い鋸歯があり、雄しべは4個。
     果実(刮ハ)は倒三角形で4稜があり径約1cm、熟すと淡紅色となって4裂し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す。
     別名 ユモトマユミ

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州  山地の林縁

  • 花期 :   5〜6

  • 撮影月日・場所 :
     2014年6月25日  長野県蓼科
     中・花以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     マユミによく似ていいて、違いはマユミは両面無毛であるのに対し、葉裏の脈上に短い毛が密生する(右下の写真)ことである。
     分布域も同じであるが、本種のほうがやや山地に見られる。
     初夏の頃、似たような花を見たら葉の裏もチェックしてみてみるといい。

  • 葉裏

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花

葉