ハイオトギリ(這弟切)

Hypericum kamtschaticum


ハイオトギリ

  • 科名・属名

  •  オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。
     茎は株立ちとなり、上部で分枝する。
     葉は対生し、卵形〜楕円形で柄がなく、長さ3〜5.5cm。先は円頭で基部は半ば茎を抱き、黒点が多く、縁に黒点がまとまってある。
     花は黄色で集散花序になり、径2〜2.5cmと大きく、花弁に黒点と黒線がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道
     亜高山帯〜高山帯の礫交じりの草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年8月8日 北海道夕張岳
     アップ 1992年7月26日 北海道室蘭岳

  • 撮影記

  •  好天時の大雪山はまさに天上の楽園だ。高木一つないなだらかな山上は遥か遠くまで見通せる。
     真青な空、褐色の岩肌、豊富に残る残雪の白、足元は赤、黄、白の高山植物のオンパレードだ。
     次から次に現れる高山植物は、本州にはない花が多くカメラの休む間もない。
     黄色のオトギリソウも、本州のシナノオトギリイワオトギリと異なり、北海道の高山にだけ知られる本種である。
     葉のアップがないので分かりにくいが、葉や萼片にある黒い点は縁の方に集まり、中心部には少ない。

    同じ科の仲間の花
花アップ