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- 科名・属名 : センリョウ科 センリョウ属
- 特徴 :
草丈70〜100cmの常緑低木。
茎は直立してまばらに分枝し、全体無毛。
葉は長楕円形〜卵状楕円形で、長さ6〜15cm、幅2〜6cm。質は厚く、光沢があり、縁には細く尖る鋸歯がある。
花は枝先に2〜4cmの穂状花序をつくり、まばらに多くの花をつける。花冠は黄緑色。苞は三角状で長さ約1mm、雌しべは球形で長さ1.5mm、その背面に雄しべが着いて横に張り出している。
果実(核果)は球形、径5〜6mmで、朱赤色に熟す。
果実が橙黄色に熟すものがあり、
●キミノセンリョウ(f. flava)(中下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(関東南部以西)〜沖縄 (国外:中国(東南部)〜東南アジア) 常緑広葉樹林の林下
- 花期 : 6〜7月
- 撮影月日・場所
: 2007年4月28日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上・花 2017年3月16日 沖縄県国頭郡 中中・果実 2016年12月24日 鹿児島県奄美大島 中下・キミ 2004年3月26日 沖縄県西表島 下左・果実 2015年11月30日 沖縄県国頭郡 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
写真のように花よりも実になった時のほうが目立ち、実の時に気づくことも多い。
下左の写真のように果実が黄色に熟すものをキミノセンリョウといい、場所によっては赤い実になるものより多い気がする。
マンリョウという名前のよく似た花があり、同じように赤い実をつけるが、同じ仲間ではなくヤブコウジ科の植物である。
同じ科の仲間の花
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