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- 科名・属名 : セリ科 シシウド属
- 特徴 :
草丈50〜120cmの多年草。
茎は太くて上部でよく分枝し、切ると黄色の汁が出る。
葉は1〜2回3出複葉で、小葉は広卵形、幅4〜8cm、縁に粗い鋸歯がある。葉柄の基部は鞘状に膨らむ。
花は枝先に7〜20本の花序を出し、複散形花序となり、淡緑色の小さな花を多数つける。花柄は長さ2〜5cm、短毛がある。総苞片はなく、小総苞片は数個あり、広線形。
果実(分果)は長楕円形で扁平、長さ6〜12mm、分果の翼はあまり広くない。油管は各背溝下に1個、合生面に4個ある。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方南部、東海地方、紀伊半島)、伊豆諸島、小笠原諸島 (国外:日本固有) 海岸
- 花期 :
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年10月21日 神奈川県三浦半島 中・全体2 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2008年9月21日 同 上 右下・葉 2019年7月20日 同 上
- 撮影記 :
百貨店やスーパーの野菜売場で、ミネラルや食物繊維を多く含んだ健康野菜として、ラップにくるまれたこの葉が売られている。
八丈島産と記されているもの多いが、八丈島に限らず伊豆七島に旅行すると、土産だけでなく宿の食事にも必ずこの野菜?が使われている。
今日葉を摘んでも明日にはまた新しい葉を出すといわれ、和名の由来となっているほど生命力の強い花であるが、自生しているのは伊豆七島のほか、意外と狭い地域である。
同じく海岸に生えるハマウドに似ているが、茎を切ると黄色の汁が出るのが特徴である。
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