エゾノハクサンボウフウ(蝦夷の白山防風)

Peucedanum multivittatum f. linearilobum


エゾノハクサンボウフウ

  • 科名・属名
  • : セリ科 カワラボウフウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎は少数枝分かれし、中空。
     葉は1〜2回3出複葉で、小葉は線形に深裂し幅1cm以下、先は尾状に伸びる。
     花は枝先に複散形花序となり、白色で小さな花を多数つける。
     ハクサンボウフウの品種で、小葉が線形に深裂するのが特徴。

  • 分布・生育地

  •  北海道(アポイ岳) 亜高山帯の草地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月16日 北海道アポイ岳
     下  同 上

  • 撮影記

  •  この花が見られる北海道のアポイ岳は、5〜9月までいつ出かけても多くの特産種に出会える。
     6月中旬は、春の花は終わっているものの、アポイクワガタアポイゼキショウなどの小さな花の盛りだ。
     それらに比べると草丈の高いこの花も登山道際で見ることができる。
     ハクサンボウフウの品種で、小葉が線形に深裂するのが特徴だ。

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