エゾサイコ(蝦夷西胡)

Bupleurum nipponicum var. yesoense


エゾサイコ

  • 科名・属名
  • : セリ科 ミシマサイコ属

  • 特徴

  •  草丈10〜40cmの多年草。
     ハクサンサイコの変種とされる。
     葉は披針形で、先はしだいに細くなり、基部はやや茎を抱く。
     花は枝先に複散形花序となり、黄色で小さな花をつける。
     小総苞片は披針形で先は尖る。
     別名 ホソバノコガネサイコ

  • 分布・生育地

  •  北海道(日高山地) 高山の草地、渓流沿

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1980年7月30日 北海道アポイ岳
     下・花 1990年8月19日  同 上

  • 撮影記

  •  ハクサンサイコの変種で、北海道の日高地方の蛇紋岩地に特産し、別名ホソバノコガネサイコと呼ばれているように葉が細長い。
     日高地方の蛇紋岩地といえば、すぐに名前が上がるのがアポイ岳だ。花の撮影を始めた頃から、この山は憧れの山であった。
     もう二十数年前、何度かこの山を訪れ、初めて見るこの山の特産種のオンパレードに時間を忘れるほどだった。休日でも登山客は少なく、貸切状態だった。
     この写真も当時撮影した1枚であるが、他の目立つ花に目をとられ、カット数は少なく撮り直したい花の一つだ。

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花