エゾノヨロイグサ(蝦夷鎧草)

Angelica sachalinensis var. sachalinensis


エゾノヨロイグサ1

  • 科名・属名
  • : セリ科 シシウド属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     茎は直立して細く、紫色を帯びる。
     葉は2〜3回3出複葉で、小葉は狭卵形で2〜3裂し、硬くて厚く光沢があり、鋭い鋸歯がある。
     花は枝先に複散形花序となって多数つき、花弁は5個、白色〜淡紅色で径約3mm。
     果実(分果)は楕円形で長さ6〜7mm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     海岸〜山地の草地

  • 花期
  • :   7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2014年7月11日  北海道知床半島
     中 1997年7月19日  青森県八戸市
     下左・花 2014年7月11日  北海道知床半島
     下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  北海道東部の小清水やワッカの原生花園は有名であるが、ここに限らず東北地方北部から北海道にかけての海岸草原は、夏お花畑に変身する。
     しかも、関東地方以西に在住のhanamistからすると、共通種はあるものの日本では北部だけに分布しているという種類が多く、初めて訪れるとフィルムが足らなくなるくらいだ。
     花はシシウドに似ているが、赤紫色の茎を見るだけで違うぞと感じさせる。

    葉

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エゾノヨロイグサ2

花