ヒナボウフウ(雛防風)Angelica longiradiata var. yakushimensis |
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草丈2〜10cmの多年草。 葉は2〜3回3出複葉で、小葉は細かく裂け、裂片はさらに裂け、光沢がある。 花は枝先に複散形花序になり、白色で小さな花を多数つける。 屋久島の高地に生えるツクシゼリの極小さなタイプで、同一とする考え方もある。 屋久島 高地の岩礫地 2006年9月3日 鹿児島県屋久島 下 同 上 屋久島の高地に生えるこの花、多くの図鑑ではツクシゼリとしているが、矮小型として学名も与えられているので、ここでは本種とした。ヤクシマツクシゼリという別名もあるようだ。 屋久島・宮之浦岳の登山、標高差は大したことがないにもかかわらず、登り下りが多くて結構ハードだ。高層湿原の花之江河を過ぎ黒味分れまで登り切ると長い下り、下りきると投石平に向かって再度きつい登りだ。ロープや木の根を頼りに登り、花崗岩の大きな岩場が出てくるとやっと一息つける。 そんな岩場の隙間にしがみつくように咲いているこの花。厳しい風雨に耐えるためか、花茎も短く葉の中に埋もれてしまいそうだ。 同じ科の仲間の花 |