ホソバハナウド(細葉花独活)

Heracleum lanatum subsp. akasimontanum


ホソバハナウド

  • 科名・属名
  • : セリ科 ハナウド属

  • 特徴

  •  草丈80〜100cmの多年草。
     全体に毛が少なく、多少分枝する。
     葉は3〜5出羽状複葉、小葉は3深裂し線状披針形となり、長さ10cm、幅1〜2cmと細長い。
     花は枝先に複散形花序となり、白色で小さな花を多数つける。花は花序の周辺部は大きく、左右相称。
     オオハナウドの亜種とされている。

  • 分布・生育地

  •  本州(南アルプス) 亜高山帯の草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年8月17日 山梨県北岳
     下  同 上

  • 撮影記

  •  年に何十回も花見に出かけると、体調が優れず、足取りの重い日が何日かある。
     そんな日は反って周囲に目が届き、思わぬ発見をすることがある。花を見つけ撮影していると、いつの間にか体調も元に戻っている。
     この日も体調が悪く休み休みで、後続の登山者に次々と抜かれている時この花を見つけた。
     これまで何度も通っているにもかかわず、気がつかずに通り過ぎていた。
     今日の目的の花だっただけに、撮影しているうちにすっかり気分はよくなっていた。

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