コガネサイコ(黄金西胡)

Bupleurum longiradiatum var. shikotanense


コガネサイコ

  • 科名・属名
  • : セリ科 ミシマサイコ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの多年草。
     ホタルサイコの変種とされ、全体が小さいことや、葉がやや厚く密につき、小花柄は果実より短いことが違いとされている。

  • 分布・生育地

  •  北海道(東部)  海岸の草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年8月18日 北海道根室半島

  • 撮影記

  •  8月の道東の原生花園は、草原も黄ばみかけてもう秋の装い。夏の派手な賑やかさはないものの、まだシコタンヨモギやウラジロヨモギなどキク科の地味な花が盛りに咲いている。
     そんな黄ばみかけた草むらに、まるで保護色のように目立たないホタルサイコが咲いていた。ホタルサイコにしては草丈が低く、他の草に埋もれている。一応撮影しておこうとカメラを向けた。
     帰って調べると、道東の海岸草原にはホタルサイコに似たこの花があるとのこと。ネガをルーペで観察し、葉が厚く密につく、小花柄は果実より短いなどの特徴に合致する気がするので本種と判断したが・・・。

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