オヤブジラミ(雄藪虱)Torilis scabra |
|
草丈30〜70cmの2年草。 茎や葉は紫色を帯びる。 葉は3回3出複葉で、長さ5〜10cm。小葉は細かく切れ込みむ。 花は複散形花序となり、花柄は4〜10個、花弁は白色で縁は紫色を帯びる。 果実は赤みを帯び、長さ5〜6mmと長く、刺毛が密生する。 日本全土 原野、道端 1999年5月5日 東京都八丈島 下、花・果実 同 上 よく似たヤブジラミに比べると果実が赤みを帯びて長く、花期も春であることが異なる。 ただ、命名者の自由とはいえ、かわいそうな和名である。 この花を撮影した畑ではちょうど耕作に来ていた農家の方がいて、一緒に生えていたオムナグサとともに、「取ってもすぐに生えて困ったものだ」と嘆いていた。 同じ科の仲間の花 |