|
- 科名・属名 : セリ科 ツボクサ属
- 特徴 :
匍匐性の多年草。
茎は地を這い、節から根を出す。
葉は各節から1〜4個出て直立し、腎円形で径2.5〜5cm。縁には浅い鋸歯がある。葉柄は長さ4〜10(−20)cm。
花は茎の節から1〜2個の短い花序を出し、小さな花が固まってつく。花弁は下部が白色で、上部は紫色を帯びる。総苞片は2個で膜質。花柄は短い。
果実(分果)は扁平な円形で、長さ2〜3mm、幅3〜4mm、無毛。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方以西)〜沖縄、小笠原 (国外:朝鮮、中国、台湾、東南アジア、南アフリカ、アメリカ) 道端、庭、林下
- 花期 : 5〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2007年11月18日 沖縄県西表島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、左下・果実 同 上 右上・葉(表) 2018年6月8日 新潟県南魚沼市 右下・葉(裏) 2023年5月27日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
この花、道端や荒地、河原、林下など、どこでも見かける。地を這うせいかクズほど目立たないが。では、どんな花かというと気をつけて見たことがなかった。
そこで、一昨年あたりから葉を見つけるたびに葉の付け根をチェックしてみたが、花期(5〜8月)でも花にはお目にかかれずにいた。
11月、西表島の道端でこの葉を見つけ、いつもの通り葉をめくってみた。すると、葉の付け根に花らしきものと、果実らしきものがついている。
変わった花と果実をみてひと安心したが、関東地方あたりでは花付きはよくないのだろうか。
同じ科の仲間の花
|