オグラコウホネ(小倉河骨)

Nuphar oguraensis


オグラコウホネ1

  • 科名・属名 : スイレン科 コウホネ属

  • 特徴 :
     水中に生える多年草。
     水上葉(浮葉)は広卵形で、長さ8〜14cm、幅6〜9cm。裏面に毛がある。沈水葉は広卵形〜円心形で、長さ8〜14cm、幅6〜12cm。水上葉ができても多くの沈水葉が残る。
     葉柄は極めて細く、断面は三角形で中央部に穴がある。
     花は花茎を水上に伸ばし1花つける。花は黄色で、径2〜3.5cm。
     花糸は葯よりはるかに長く3倍以上ある。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部地方以西)〜九州 (国外:日本固有)
     浅い沼や池、小さな流れ

  • 花期 :  7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年8月29日  広島県東広島市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中 2004年9月12日  徳島県海部郡
     下左・花 2015年7月25日    同  上
     右・浮葉 2015年8月29日  広島県東広島市

  • 撮影記

  •  この花の特徴は葉柄が中空(穴があいている)であることで、葉柄の切断面を見なければいけない。
     残念ながら、この写真を撮影した用水路はしっかりした護岸が作られていて、川の中に降りることができず、切断面は撮影できなかった。
     案内してくれた地元の植物に詳しい花仲間が本種と教えてくれた。
     近くの川には、ヒメコウホネも生育していた。

     2006年、広島県では池の1/3くらいをこの花が覆っていた。
    浮葉

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オグラコウホネ2

花