ヒメコウホネ(姫河骨)

Nuphar subintegerrima


ヒメコウホネ1

  • 科名・属名
  • : スイレン科 コウホネ属

  • 特徴

  •  水中に生える多年草。
     水上葉は水面に浮かび、広卵形で長さ6〜10cm、幅5〜8cm。水中葉は、薄い膜質で長さ6〜17cm、幅6〜14cm。葉の裏面中脈にのみ毛がある。
     花は長い花柄を伸ばして水上に1花つける。花冠は黄色で、径3〜4cm。
     花柄は中実で、花糸は葯と同長か少し長い。
     よく似たコウホネに比べると全体に小型である。

  • 分布・生育地

  •  本州〜四国  浅い池や沼、小さな流れ

  • 花期
  • : 6〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年9月12日 徳島県海部郡
     下 1999年10月10日 神奈川県厚木市

  • 撮影記

  •  よく似たコウホネに比べると、全体が小型であるほか。水上葉が水の上に抜き出ず水面に浮かぶことなどが異なっている。
     水上葉は、普通上の写真のように広卵形をしているが、流れの速い流水中では下の写真のように水中葉しかつけない。
     徳島県ではこの花が咲いていた隣の川にはオグラコウホネが咲いていた。
     下は神奈川県で唯一の産地といわれている厚木市の水路に咲いていたものである。

    同じ科の仲間の花
ヒメコウホネ2