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- 科名・属名 : スイレン科 コウホネ属
注.APG分類では、学名(N. pumilum var. ozeensis)
- 特徴 :
水中に生える多年草。
根茎は深く泥中を這い、地下茎の先の方から長い葉柄を伸ばし水上に葉をつける。
葉は普通浮葉となって楯状につき、葉身は広卵形〜円心形、長さ9〜15cm、幅9〜13cm。先は少し凹頭で、基部は矢じり形。質は厚く、表面は光沢があり、裏面には細い毛が密生する。葉柄は中実。
花は茎頂に1個つく。花は椀状で黄色、径2〜3cm、花弁状の萼片は5個、円形で先は円いか少しへこむ。花弁は雄しべが変化したもので多数あり、黄色、長方形〜倒卵形で先は少し凹み、長さ約6mm。葯は長さ約3mm、花糸の長さは葯の2〜3倍。雌しべの上部は円形に広がり、縁は多少反曲して径約8mmの紅色の柱頭盤になり、柱頭は線状でその上に放射状に並ぶ。
果実は液果状で水中で熟し、普通緑色で、長さ2〜4cm。
- 分布・生育地 :
北海道(勇払原野)、本州(月山、尾瀬) (国外:日本固有) 池の中
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1984年7月15日 群馬県尾瀬ヶ原 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
夏、尾瀬に出かけると池の中にコウホネの花が咲いているのが目に入る。
北海道〜東北地方にかけて分布しているネムロコウホネの変種で、花の中心にある柱頭盤が紅いのが特徴で、本州では尾瀬のほか月山でも見られる。
花弁のように見えるのは萼片で、花弁はその内側に見えるへら状のようなものである。

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