エゾキスミレ(蝦夷黄菫)

Viola brevistipulata subsp. hidakana var. hidakana


エゾキスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     葉は3個が上部に接近していてき輪生状になり、三角状楕円形で先のものほど細長く、先が尾状にとがる。
     表面は著しい光沢があり、花時は表側に巻く傾向がある。裏面は紫色。両面とも無毛。
     花は直径1.5〜2cmとやや大きく濃黄色。側弁には突起状の短毛がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道(アポイ岳周辺、白鳥山)
     蛇紋岩の礫地・岩場

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1982年5月16日 北海道アポイ岳

  • 撮影記

  •  北海道のアポイ岳は特産種の多い山で、植物の写真撮影をはじめた頃からあこがれであった。
     5月中旬、ヒダカソウには少し早いかなと思いつつ出かけた。
     噂に違わず素晴らしい花の山で、登山口からカメラの休む暇もない。蛇紋岩の岩場まで登りつくと、鮮やかな黄色のこの花が咲いていた。

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