エゾノタチツボスミレ(蝦夷の立坪菫)Viola acuminata |
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草丈20〜40cmの多年草。 茎葉は卵形〜心形で長さ2〜5cm、上部のものほど大きい。基部は浅い心形。 花は直径1.2〜2cmでタチツボスミレより小さく、淡紫色〜白色であるが、淡紫色が基準品である。 側弁は有毛で花柱にも肉質の突起毛が密生している。距は白色で短く、背面中央に溝がある。 北海道〜本州(伊吹山、岡山県) 山地の落葉樹林下や草地 1996年6月1日 長野県南佐久郡 白花 1993年6月13日 長野県松本市 名のとおり北海道に多く、本州では山地の樹林下や高原の草地で見られる。 本州では山地や高原に多いことから割合に遅めの花期で、6月頃、高い草丈に似合わず小さな淡紫色の花を咲かせる。 したの写真のように白花も多く、シロバナエゾノタチツボスミレ(f. alba)と呼んでおり、花弁が小さくて円い傾向がある。 ![]() ![]() |
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