タチツボスミレ(立坪菫)
Viola grypoceras
タチツボスミレの品種
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オトメスミレ
シロバナタチツボスミレ
サクラタチツボスミレ
アカフタチツボスミレ
ケタチツボスミレ
科名・属名
: スミレ科 スミレ属
特徴
:
草丈5〜15cmの多年草。
茎は数本出て、咲き始めは地上茎が目立たないが、次第に茎が伸び斜上する。
葉は心形〜扁心形で長さ2〜4cm、基部は心形。托葉は櫛形に深く裂ける。
花は直径1.5〜2.5cm、淡紫色が多いが花色の変化が大きい。花柄、側弁は無毛。
《タチツボスミレの品種》
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オトメスミレ(f. purpurellocalcarata)
1999年4月21日 東京都青梅市
花が白色で、距に紅紫色が残るもの
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シロバナタチツボスミレ(f. albiflora)
2000年4月12日 東京都高尾山
距まで完全に白色になったもの
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サクラタチツボスミレ(f. rosipetala)
1999年4月14日 東京都高尾山
花が桃色になったもの
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アカフタチツボスミレ(f. variegata)
1987年5月4日 奈良県曽爾高原
葉の表面の脈沿いに紅色の斑のはいったもの
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ケタチツボスミレ(f. pubescens)
1990年4月26日 北海道函館市
茎や葉に毛のあるもの。特に花柄の毛が目立つ
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ミドリタチツボスミレ(学名未定)
2007年4月1日 群馬県藤岡市
花弁が緑化したもの。奇形花で品種としての学名はない
分布・生育地
: 日本全土 市街地や山地、向陽地や日陰など、どこでも普通
花期
: 2〜5月
撮影場所・月日
: 1997年4月20日 三重県藤原岳 個体 1985年4月3日 高知県室戸市
拡大写真あり(写真をクリック)
撮影記
:
日本全土に分布し、どこにでもある一番ポピュラーなスミレである。
いろいろな環境に分布し、数も多いことから多くの品種が知られている。
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