ヒゴスミレ(肥後菫)

Viola chaerophylloides var. sieboldiana


ヒゴスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈5〜10cmの多年草。
     葉は3全裂し、さらに基部から全裂するので5全裂しているように見える。裂片はさらに分裂するので葉は細い。
     花は直径1.5〜2cmで白色、時に裏側に紅紫色の筋の入るものもある。側弁は有毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(秋田県以南)〜九州
     日当たりのいい草地や林縁

  • 花期
  • : 3月下旬〜5月中旬

  • 撮影月日・場所

  •  1998年4月12日 静岡県伊豆半島

  • 撮影記

  •  同じように葉の裂けるエイザンスミレが3つに裂けるのに対し、本種は5つに裂けているように見え、裂片も細い。
     エイザンスミレより明るい場所を好み、数もやや少ないように思え、花にはいい香りのするものが多い。
     写真は伊豆の山道の際にて見かけた株で、花数も多く、やや含み咲き気味に咲く本種にしては珍しく、きれいに平開している。

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