- 科名・属名
: スミレ科 スミレ属
- 特徴
: 草丈3〜8cmの多年草。葉は広卵形〜卵形で長さ2〜4cm、地面に広がるように展開する。表面は緑色で葉脈沿いに白斑が入る。裏面は紫色を帯びる。
花は直径1.5〜2cm、花弁は淡紅紫色〜紅紫色。側花弁はまばらに毛がある。
葉に斑の入らないものを●ミドリフジスミレ(f. concolor)という。
- 分布・生育地
: 本州(関東地方北部) 山地の腐植土の多い林下
- 花期
: 4月
- 撮影場所・月日
: 1994年4月29日 栃木県日光 右 1996年4月29日 同左 2枚とも拡大写真あり(写真をクリック)
- 撮影記
:
ヒナスミレによく似た美しいスミレで、関東地方北部の栃木県、群馬県の限られた地域に分布している。
ヒナスミレよりも葉が丸くて白斑も細めで、花の色もやや青味がかかるが、花の色は濃いものや薄いものまで色々ある。
美しいスミレのため掘り取られて少なくなっているが、日光の湿った沢沿いのその場所にはかなりの個体数があり、斑の入らないミドリフジスミレも見られた。
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