イブキスミレ(伊吹菫)

Viola mirabilis var. subglabra


イブキスミレ1

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈8〜12cmの多年草。
     葉は心形〜円形で、葉脈がへこんでいてしわがある。葉は最初表側に巻き込んでいて次第に開いてくる。花時は無茎であるが後に茎を伸ばす。
     花は直径1.5〜2cm、淡紫色で色の淡いものが多い。側弁は有毛で、距は白い。
     花が緑色を帯びるものがあり、
     ●ミドリイブキスミレ(仮称)とした。

  • 分布・生育地

  •  本州(青森県〜広島県)
     火山灰地や石灰岩地の落葉樹林下

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年3月30日 山梨県甲府市
     下 1996年4月20日   同 上
     下・花 2011年4月30日 長野県諏訪市

  • 撮影記

  •  最初に伊吹山で発見されたのでこの和名が付けられており、青森県から広島県の火山灰地や石灰岩地に隔離的に分布する。
     ただ、あるところには群生していることが多く、この写真を撮影した甲府近郊の山でも諏訪湖近くでも群生していた。
     薄紫色の花は軟らかい感じのする葉とともに優しい感じのスミレである。
     色の濃淡があるだけかと思っていたら、ミドリタチツボスミレのように花弁の緑化する花(ミドリイブキスミレ(仮称))もあることを知った。

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イブキスミレ2

花