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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈3〜8cmの多年草。
葉は2〜3枚で細長く、披針形〜長披針形で長さ2〜5cm。ほぼ垂直に葉を立てる傾向がある。
花は直径1.2〜1.5cm、花弁は紅紫色で上下に長い場合が多い。側花弁は無毛。
葉の葉脈に沿って白い斑の入る品種を
●フイリマキノスミレ(f. variegata)という。
一番下の写真は中央脈上にだけ白斑が入り、シハイスミレの品種であるコンピラスミレと同じ斑の入り方である。
- 分布・生育地 :
本州(青森県〜兵庫県) 山地の乾燥気味の林下
- 花期 : 4月〜5月中旬
- 撮影月日・場所 :
1994年4月24日 長野県岡谷市 中 1998年4月22日 東京都青梅市 左下 1998年4月12日 静岡県伊豆半島 右下 2007年4月1日 群馬県藤岡市
- 撮影記 :
シハイスミレによく似ていて区別が難しい。
本種は近畿から東にかけて分布し、葉が立ち気味になることや、色も濃く花弁が細いなどの違いがあるが、色の薄いタイプや中間型もあってよけいにわかりにくい。
ただ、本種の撮影地はいずれもシハイスミレの分布地になっていないので間違いないだろう。

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