ナエバキスミレ(苗場黄菫)Viola brevistipulata subsp. brevistipulata var. kishidae |
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草丈5〜20cmの多年草。 一般に明るい乾燥地は小型のもが多いが、日陰の湿った場所では20cm位にもなる。 オオバキスミレの変種で、花は黄色と変わらないが、茎は紅紫色を帯び、葉は厚く光沢があり、葉脈はへこむという特徴がある。 茎葉は3個が輪生せず、1個が離れてつく。 本州(東北地方南部〜北アルプス) 亜高山の向陽地や林縁 2010年6月6日 群馬県谷川岳 中・花、下・葉茎 同 上 谷川岳は遭難の多い山で有名であるが、夏、登山道を歩くのであれば、花の多い素晴らしい山である。 以前、盛夏の頃訪れた時、この花は山頂近くの雪田跡に数株見られたが、花期的には遅く、気に入った写真が撮れなかった。 標高の低い所ではもっと早い時期に咲くと聞き、梅雨前の1日出かけてみた。山登りには最適な晴天も、写真撮影には辛いピーカンの日和だった。 蛇紋岩の地肌の見えるありそうな場所を探したが、それらしき姿は全く見えない。すこし範囲を広げて探し、やっと急斜面に咲いているのを見つけた。 近づいて見ると、もう花が萎れている株もあったが、何とか元気な花を見つけて撮影した。日当りのいい場所では5月から咲いているようだ。 同じ科の仲間の花 ![]() ![]() |
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