オオバキスミレ(大葉黄菫)

Viola brevistipulata


オオバキスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈15〜30cmの多年草。
     葉は長い柄の先に3〜4枚つけ、下部にはない。葉は卵形で、長さ5〜10cm、波状の鋸歯があり、先は急に尖る。
     花柄は葉の根元から出て、花は黄色で、花弁には紫色の筋があり、側弁には毛がある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿以北の日本海側)
     多雪地の山野

  • 花期
  • : 4〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年4月29日 新潟県北魚沼郡
     下  同 上
     下は拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  GWの頃、多雪地の山間の春はまだ浅い。山陰には黒く汚れた残雪が残る。
     そんな中、陽光地の山すそや土手には、明るい日差しを一杯に浴びて、鮮黄色のこの花が眩しい。
     まだ若芽が芽吹いたばかりの林下にはカタクリキクザキイチゲが咲き、一年で最も華やかな季節である。
オオバキスミレ