サクラスミレ(桜菫)

Viola hirtipes


サクラスミレ

  • 科名・属名
  • : スミレ科 スミレ属

  • 特徴

  •  草丈8〜15cmの多年草。
     葉は直立するか斜上し、三角状長卵形〜長楕円状卵形で長さ3〜8cm。葉柄は長く粗い毛がある。
     花は直径2.5cmと大型で、淡紅紫色〜紅紫色で青味の強いものも多い。花弁は上弁が大きく、側弁は有毛。
     葉の中央部の脈沿いが濃紅紫色をしているものを
     チシオスミレ(f.rhodvenia)(中の写真)
     花の色の白いものを
     シロバナサクラスミレ(f.lactiflora)(下の写真)
     葉身、葉柄、花柄などにほとんど毛がないものを
     ケントクスミレ(ケナシサクラスミレ)(f.glabra)という。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州
     日当たりのいい草原、落葉樹林下

  • 花期
  • : 4月下旬〜6月中旬

  • 撮影月日・場所

  •  1997年6月7日 長野県霧が峰
     中・チシオ 2012年6月4日 長野県蓼科
     下・白花 2012年6月4日 長野県小県郡

  • 撮影記

  •  花が紅紫色で大きく美しいスミレであるからサクラスミレと名づけられたのではなく、花弁の先がへこみ桜の花びらのようになることから名付けられている。ただ、花弁が桜状になる花はそう多くはない。
     北海道から九州にかけの太平洋側で見られ、西日本では高原や山地にあるものの少ない。
     信州の高原では5〜6月にかけてこの花が多く見られ、同時期に咲くシロスミレとのコントラストが素晴らしい。
     また、葉脈が赤紫色になるチシオスミレ、花の白いシロバナサクラスミレ、葉や柄に毛のないケントクスミレ(ケナシサクラスミレ)などの品種も知られている。

    同じ科の仲間の花
チシオスミレ

シロバナサクラスミレ