シナノスミレ(信濃菫)

Viola violacea var. tanakana


シナノスミレ1

  • 科名・属名 : スミレ科 スミレ属

  • 特徴 :
     草丈3〜8cmの多年草。
     葉は2〜3枚で細長く、披針形〜長披針形で長さ2〜5cm。先は尖るが急に細くならず、ほぼ垂直に立つ傾向がある。鋸歯は目立たず、表面には短毛が密生し。裏面はやや紫色を帯びる。
     花は直径1.2〜1.5cm、花弁は紅紫色で上下に長い場合が多い。側花弁は無毛。
     マキノスミレの変種で葉の表面に短毛が密生するのが特徴。

  • 分布・生育地 :
     本州(長野県、他は?)
     山地の乾燥気味の林下

  • 花期 :   4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年4月23日  長野県木曽郡
     中以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     葉の表面の写真でわかるように、葉の表面に短毛が密生するのが特徴で、無毛のマキノスミレの変種とされている。
     尾根近くの林道、日当りのいい明るい法面に点々とこの花が生えていた。
     一見マキノスミレだが、葉の表面の短毛が特徴なので、それが写るように角度を変えて何枚も撮影した。
     葉の表面の短毛以外はマキノスミレと違いはない。
     長野県で見つかったのでシナノ(信濃)と名付けられているが、長野県以外の分布は情報不足でよくわからない。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
シナノスミレ2

花