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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈3〜7cmの多年草。
葉は心形で長さ1〜2cm。両面とも緑色で裏面は紫色を帯びない。
花は直径1cm程度、花弁は淡紅紫色を帯び、唇弁と側弁に紫条が入る。側花弁の基部は無毛。萼片は披針形、付属体には2歯がある。
ヒメミヤマスミレによく似ているが、花弁が淡紅紫色、花柱の先が膨らまないこと、側弁の基部に毛がない、萼片の付属体に2歯があることが異なる。
- 分布・生育地 :
本州(神奈川県西部〜紀伊半島)、四国の太平洋側 (国外:日本固有) 落葉樹林下
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1988年5月24日 奈良県大台ケ原 中・全体2 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 1996年5月11日 静岡県静岡市 右下・葉 1988年5月24日 奈良県大台ケ原
- 撮影記 :
これまでは東海型ヒメミヤマスミレとされていたスミレで、最近はこう呼ばれているようだ。
ヒメミヤマスミレは何度か撮影していたが、本種と認識して撮影したことはなく、撮影済みの写真をチェックしてみたところ、花の色や花柱の形などから本種と思われる花がいくつかあった。
好きなスミレの一つであるが、いがりさんの図鑑の写真で見るようなふっくらした優しい花弁の花には出会っておらず、図鑑のような花に何とか出会いたいものである。
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