マルヤマシュウカイドウ(丸山秋海棠)

Begonia formosana


マルヤマシュウカイドウ1

  • 科名・属名

  •  シュウカイドウ科 シュウカイドウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの多年草。
     根茎は這ってから直立する。
     葉は斜卵形で長さ10〜15cm、幅7〜12cm。長い葉柄があり、縁は浅く欠刻し、重鋸歯がある。
     花は傘状花序となり数花つける。花冠は淡紅色〜白色で、花被片は4個あり、外側の2個は広円形で大きく2cm程度、内側の2個は小型で倒卵形、長さ1.5cm程度。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(石垣・西表島) 湿った常緑樹林下

  • 花期
  • : 6〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年10月4日 沖縄県西表島
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中 2004年7月12日  同 上
     下アップ 2004年10月4日  同 上

  • 撮影記

  •  日本に自生するシュウカイドウの仲間は、本種とコウトウシュウカイドウの2種しかない。
     よく似た花で、違いは本種の葉が切れ込みのあることである。
     この花は、観光客の多いマリュード、カンピレーの滝のコース途中に咲いており、花の時期なら気をつけていれば必ず見られる。
     図鑑には淡紅色の花と記述してあるが、実際には中の写真のようなほとんど白に近い花が多く、アップの写真のような記述通りの美しい紅色花には滅多に出会わなかった。
マルヤマシュウカイドウ2

花アップ