マルヤマシュウカイドウ(丸山秋海棠)

Begonia formosana


マルヤマシュウカイドウ1


  • 科名・属名 : シュウカイドウ科 シュウカイドウ属

  • 特徴 :
     草丈30〜40cmの多年草。
     根茎は匍匐し、葉をつけて根を出し。上方で直立する。
     葉は互生、葉身は斜卵形で掌状に裂け、長さ10〜15cm、幅7〜12cm。先は鋭尖頭、基部は非相称の心形、縁は浅く欠刻し、重鋸歯がある。質は膜質、表面にわずかに毛がある。葉柄は長さ約10cm。
     花は茎頂に長さ20〜30cmの集散花序となり、3〜4花つける。小花柄は長さ5〜15mm。雄花は花弁化した萼片(外花被片)が2個で、長さ約2cmと大きく、淡紅色〜白色、内側の花弁2個(内花被片)は倒卵形で小さく、長さ約1.5cm。雄しべは多数、長さ約4mm。雌花は少なく、花弁化した萼片は2〜5個、花弁も2〜5個で少ない。花柱は3個、柱頭は先で2裂する。
     果実(刮ハ)は不揃いの三角形、長さ1〜2.5cm、3個の不揃いの薄い膜質の翼があり、2個の側翼は長さ1〜2cm、胞背裂開する。種子はごく小さい。

  • 分布・生育地 :
     沖縄(石垣・西表島) 湿った常緑樹林下

  • 花期 : 5〜10月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2004年10月4日  沖縄県西表島
    中1・全体2 2006年10月10日    同  上
    中2・全体3 2004年7月12日    同  上
    (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック)
    中3・花1(紅色) 2004年10月4日    同  上
    中4・花2(淡紅色) 2006年10月10日    同  上
    左下・花3(白色) 2004年7月12日    同  上
    右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     日本に自生するシュウカイドウの仲間は、本種とコウトウシュウカイドウの2種しかない。
     よく似た花で、違いは本種の葉が切れ込みのあることである。
     この花は観光客の多いマリュード、カンピレーの滝のコース途中に咲いており、花の時期なら気をつけていれば必ず見られる。
     図鑑には淡紅色の花と記述してあるが、実際にはほとんど白色に近い花が多く、時に美しい紅色花に出会うこともある。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
マルヤマシュウカイドウ2

マルヤマシュウカイドウ3

花1(紅色)

花2(淡紅色)

花3(白色)