アラゲタデ(荒毛蓼)

Persicaria glabra


アラゲタデ1

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの1年草
     茎は下部はしばしば倒伏し、上部は直立する。太さは6〜8mmで有毛。
     葉は披針形で、長さ5〜10cm。先は長く尖り、両面絹毛が多い。
     托葉鞘は、筒形で縁に剛毛がある。
     花は穂状で長さ2.5〜5cmの総状花序となり、花被は白色。
     そう果は、黒色で光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  沖縄(大東諸島)  湿地、沼

  • 花期
  • : 10〜5月?

  • 撮影月日・場所

  •  2006年12月2日 沖縄県大東島
     上は拡大写真あり。写真をクリック
     中、下   同 上

  • 撮影記

  •  初めの大東島、地図上では小さな島であるが、歩いて回るには広すぎる。レンタカーもわずかで空きはないとのこと。自転車を借りて回ることにする。
     想定していた場所でナガバアサガオを見つけ幸先はいい。ところが、簡単に見つかるはずと思っていたこの花が見当たらない。
     翌日、少し小雨のぱらつく中、再チャレンジ。とある池の縁で群生しているこの花にやっと出会えた。
     見た目は変り映えのしないタデの花であるが、大東諸島の特産種で、アラゲ(荒毛)というように全体に毛が多いことが特徴である。

    茎

    同じ科の仲間の花
アラゲタデ2

花