|
- 科名・属名 : タデ科 ギシギシ属
注.APG分類V、Wでは、学名(R. acetosella subsp. pyrenaicus)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの1年〜多年草。帰化。
茎は細く直立し、多くの枝を分ける。
根出葉は多数あり、葉身はほこ形、長さ2〜7cm、幅0.5〜3cm。先は鋭形〜鈍形、基部は耳状に広く張り出し、長い柄がある。茎葉は数個つき、上部の葉は線状披針形、乳状突起があり、無柄。
花は雌雄異株で円錐状にまばらな総状花序となり、直立または開出する枝に疎らにつく。雄花の萼片は淡緑色〜帯橙赤色、卵形で長さ1〜1.8mm。雄しべは萼より長い。雌花は暗赤色、3個の外萼片は披針形で長さ約1mm、3個の内萼片は卵形で長さ1.2〜1.8mm、先端以外は合着し、暗赤色の房状の花柱のみが萼の外に出る。
果実(痩果)は3稜形、長さ1〜1.6mm、残存する萼に強く包まれる。
- 分布・生育地 :
帰化(ヨーロッパ原産) (国外:世界中に帰化) 道端、荒地
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年7月9日 北海道知床半島 中上・全体2 2008年7月6日 東京都日野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花1 2014年7月9日 北海道知床半島 左下・花2 2018年6月5日 神奈川県箱根 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
たまに散歩がてら歩く多摩川でも、堤防上などに群生しているのをよく見かける。
帰化ということや、あまりにも見映えのしない花のため、あまりカメラを向けたことはなかった。
草丈が50cm以下と小さく、内萼片が果時大きくならず、痩果に粒状突起があるのが特徴である。
スイバ(酢い葉)とつくのは、スイバなどと同様茎や葉にシュウ酸を含み酸味があることからつけられている。
ヨーロッパ原産の帰化種で世界中に帰化し、日本でも全土で見られる。
同じ科の仲間の花
|