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- 科名・属名 : タデ科 イヌタデ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの1年草。
茎は下部は地を這い、上部は直立して分枝する。
葉は互生、披針形〜長楕円状披針形、長さ3〜13cm、幅0.8〜2cm。先は細まり、基部はくさび形。表面は縁近くに短毛があり、裏面に盤状の腺点が散在する。托葉鞘は筒形で長さ1〜1.5cm、膜質で本体の2/3程度の縁毛がある。
花は枝先に円柱状の偽総状花序となってやや密に花をつける。花被は淡紅色で長さ2.5〜3mm、5深裂し、裂片はには疎らな盤状腺点がある。
果実(痩果)は3稜形、黒色で光沢がある。
- 分布・生育地 :
本州(近畿地方以東) (国外:朝鮮、中国(東北部)、ウスリー) 水辺、川の氾濫原
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2008年10月18日 栃木県渡良瀬遊水地 中上・全体2 2018年9月28日 群馬県館林市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2008年10月18日 栃木県渡良瀬遊水地 左下・花 2018年9月28日 群馬県館林市 右上・葉 同 上 右中・葉(裏) 2008年10月18日 栃木県渡良瀬遊水地 右下・托葉鞘 同 上
- 撮影記 :
イヌタデに比べるとごく稀なこの花、細い葉のイヌタデを見つけると、いつも気になりチェックしていたが??の状態だった。
渡良瀬遊水地にこの花があると聞き探してみると、紅紫色の濃いイヌタデに混じって淡い色のイヌタデが見つかった。
これがホソバイヌタデだ。今まで葉に気をとられ葉ばかり見ていたが、色で判断するほうがわかりやすく、両種の花が混生している場所では違いが歴然としている。
さらに葉裏に盤状の腺点があることが違うと図鑑の記述にあったので、一生懸命葉裏のアップを撮影したが、写真でわかるだろうか。
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