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- 科名・属名 : タデ科 イブキトラノオ属
- 特徴 :
草丈50〜120cmの多年草。
茎は直立し、分枝しない。
根出葉は、卵状長楕円形〜披針形で長さ20cm、幅5cm。先は鋭形、基部はくさび形〜心形で葉柄に沿って流れ翼になる。長い葉柄がある。茎葉は小さく葉柄はないかあっても短い。
花は茎の先に長さ3〜8cmの円柱状の総状花序となって小さな花を多数つけ、花被片は白色〜淡紅紫色で5深裂し、長さ3〜4mm。
果実(そう果)は卵円形で3稜形、長さ約3mm、黒褐色で光沢がある。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 山地の日当たりのいい草地
- 花期 : 6〜9月
- 撮影月日・場所 :
2002年7月8日 滋賀県伊吹山 中 2014年7月21日 長野県霧が峰 下・葉 同 上
- 撮影記 :
和名は伊吹山に由来し、上の写真はその伊吹山で山頂の草原に群生していたものを撮影した。
ただ、伊吹山の固有種ではなく、北海道から九州まで広く分布し、山の草原でよく見られる。
北海道〜本州(中北部)で、根生葉の幅が広く、花穂が太いものをエゾイブキトラノオとして別種とする考え方がある。
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