|
- 科名・属名 : タデ科 ギシギシ属
- 特徴 :
草丈60〜150cmの多年草。
茎は直立して分枝する。
根出葉は卵形〜三角状卵形で、長さ20〜35cm。基部はくびれて長い柄があり、裏面脈上に伏毛がある。上部の葉は小さい。
花は総状花序となり、萼片は6個で、3個の内萼片は花後翼状になる。
果実を包む内萼片の中脈は膨れず、縁はまばらな低鋸歯縁、基部は円形でくびれない。
- 分布・生育地 :
北海道 低地〜高山の湿原
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
2013年8月23日 北海道釧路市 中 1990年8月5日 北海道根室半島 下左・果実 2013年8月23日 北海道釧路市 下右・根出葉 同 上
- 撮影記 :
以前北海道東部の湿地でこれらしき花を見ていたが、よく似たノダイオウとの違いがよくわからないまま撮影していた。
久し振りに道東の湿地を訪れた際この花に出会い、今度は根出葉の形や基部の様子、翼状の内萼片の基部がくびれていないなど、ノダイオウとの違いをしっかり確認した。
ギシギシの仲間はパッとした花が咲くわけではなく地味だが、果実の翼状萼片の形や縁の形状、こぶ状突起の有無などアップで見ると面白い。
同じ科の仲間の花
|