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- 科名・属名 : タデ科 ギシギシ属
- 特徴 :
草丈約1mの多年草。
茎は直立し、分枝する。
葉は長卵状楕円形で幅が狭く、長さ20〜35cm。縁は波打ち、根出葉は下部の葉は柄があり、基部は円形。上部の葉は披針形〜長楕円形で小さく長い。
花は茎の上部に総状花序になり、小さな花を多数つける。
花後、内花被片は翼状になり、広倒心形で、縁は全縁か低鋸歯縁で基部はくびれ、こぶ状突起はない。
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以北、和歌山)〜北海道 道端、畑、湿地
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
2013年6月10日 埼玉県さいたま市 中・果実、下・根出葉 同 上
- 撮影記 :
カラフトノダイオウに似ていて、以前北海道の湿地でこの花らしきものは撮影していたものの、本種の特徴である葉の形や果実の基部の形を確認していなかったので自信が持てなかった。
北地では湿地などで比較的よく見かけるが、関東周辺では多いものではなく、やっと埼玉県の湿地で確認し撮影した。
全体の感じはエゾノギシギシにも似ているが、果実を見るとこぶ状突起が無いので違うとわかる。
下部の葉がやや狭くて大きく、漢方薬で使われるダイオウ(大黄)に似ていることから名づけられているが、この花に薬効があるとは聞かない。
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