ナガボハナタデ(長穂花蓼)

Persicaria yokusaiana var. laxiflora


ナガボハナタデ

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの1年草。
     ハナタデの変種で、図鑑によっては品種として扱っているものもあるが、ここでは「神奈川県植物誌」の分類によった。
     ハナタデによく似ているが、花序が糸状に細長く、花と花との間隔が7〜10mmと疎らにつくという特徴がある。
     花被は長さ約3mmで4裂し、先はわずかに淡紅色となる。
     そう果は3稜形で長さ約2mm。

  • 分布・生育地

  •  日本全土  山地の林下

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年10月2日 長野県茅野市
     下・花 2008年11月2日 群馬県甘楽郡

  • 撮影記

  •  花つきがまばらハナタデで、「神奈川県植物誌」では変種とされているのでそれに従ったが、ハナタデの花つきは様々で、変種というより品種の扱いが適切な気もする。実際品種扱いの図鑑も多い。
     ただ、ハナタデが平地に多いのに対し、この花は山地にあるという生育地の違いもあるようだ。

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花