オオツルイタドリ(大蔓虎杖)

Fallopia dentatoalata


オオツルイタドリ

  • 科名・属名
  • : タデ科 ソバカズラ属

  • 特徴

  •  長さ1mになるつる性の1年草。
     葉は卵形で、長さ3〜6cm、幅2.5〜4cm。先は鋭尖頭、基部は浅心形〜心形。縁や脈上に乳頭状の突起がある。
     花は茎頂や葉腋に短い総状花序となり、花被は淡緑色〜紅紫色を帯び、5裂する。
     花後外側の3つの外花披片は翼状になり、そう果を包む。
     そう果は、3稜形で黒色。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(近畿地方以北) 河原、荒地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1995年10月1日 長野県南佐久郡
     下・そう果   同 上

  • 撮影記

  •  抜けるような青空、まだカラマツは葉を落としていないものの、周りの木々は色付き初め、秋の訪れを感じさせる10月、長野県のある林道沿いにシソ科の花を撮影に出かけた。
     目的の花を撮影し終え、花を探しながらぶらぶら歩くと、林縁に見慣れぬ果実?花をつけたつる植物が目に入った。果実の感じからタデ科まではわかったが、同行の花仲間から名前を教えてもらった。
     帰って調べると、写真のように翼状になった外花披片の周囲が赤く縁取られるのが特徴で、ツルタデ(ツルイタドリ)との違いである。

    同じ科の仲間の花
そう果