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- 科名・属名 : タデ科 イヌタデ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの1年草。
茎の下部は斜めに倒れ、節から根を出し、上部で分枝する。
葉は長披針形〜長線形で、長さ3〜9mm、幅2〜9mm。質はやや厚く、両端は尖り、両面に毛があり、裏面に腺点がある。
托葉鞘は筒状で長さ5〜10mm、ほぼ同長の縁毛がある。
花は茎頂や葉腋に細い総状花序になってヤナギヌカボより疎らにつき、萼は5裂し淡紅色で長さ約1.5mm。
果実(痩果)はレンズ形か3稜形、黒褐色で光沢があり、長さ約1.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(近畿地方以西)〜九州 水湿地、湿地
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
2013年9月15日 広島県庄原市 中・花 同 上 下左・托葉鞘、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
普段なら楽に行けるという小さな池の縁、先日の豪雨と今日の雨のせいで増水し、大回りしてやっと近づけた。
半分以上水に浸かる長靴に水が入ってこないよう気をつけながら撮影した。
ヤナギヌカボの変種で母種よりもさらに花が疎らにつくことが特徴で、和名のように西日本に分布している。
傘が邪魔になって托葉鞘の縁毛など細部が撮りにくく、外して撮影していたらびっしょり濡れ、震えがくるほど寒くなった。
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