シロバナサクラタデ(白花桜蓼)

Persicaria japonica


シロバナサクラタデ

  • 科名・属名
  • : タデ科 イヌタデ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     地下茎は横に這って増え、茎は直立し、よく分枝する。
     葉は互生し、披針形で長さ7〜16cm、幅1〜2cm。やや厚く、両端は鋭形で、脈上や縁に短毛がある。
     托葉鞘は長い筒形で、伏毛があり、長い縁毛がある。
     雌雄異株で、花はややまばらな穂状の総状花序となり、花被は白色で長さ3〜4mm、5深裂し先は垂れ下がる。腺点は少ない。
     雄花では花柱が花被より長く、雌花では雄しべが花被より長い。
     そう果は花被に包まれ、3稜形で黒色、光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  日本全土  水辺、湿地

  • 花期
  • : 8〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年9月11日 茨城県水海道市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  名前からするとサクラタデの白花のような感じでよく似ているが、れっきとした別種である。
     サクラタデとは、花が白いこと、花被の腺点が少ないこと、そう果に光沢があることなどの違いがある。
     低地の湿地に生育し、サクラタデより目にすることが多いが、花の色が白いこともあって、人気の面ではかなり割を食っている。

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