シャクチリソバ(赤地利蕎麦)

Fagopyrum cymosum


シャクチリソバ

  • 科名・属名
  • : タデ科 ソバ属

  • 特徴

  •  草丈50〜120cmの多年草。帰化。托葉鞘は褐色膜質で、縁毛はない。
     茎は束生し、無毛。
     葉は互生し、三角状広卵形で長さ5〜15cm、幅4〜14cm。長い柄があり、基部は切形〜浅心形。
     花は上部の葉腋からでた長い枝の先に、2〜4個づつ付き、花は白色で径4〜6mm。そう果は3稜形で、黒色。
     別名 シュッコンソバ、ヒマラヤソバ

  • 分布・生育地

  •  帰化(中国原産) 林縁や川沿いの半陰地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年10月12日 東京都世田谷区
     中・花 2009年10月12日 東京都日野市
     下左・葉、下右・托葉鞘   同 上

  • 撮影記

  •  ソバによく似た花で、ルチンという薬効があることから明治時代に薬草として持ち込まれた。現在は道端などに逸出帰化している。
     しかし、帰化植物の消長は著しい。前年見かけた花が今年は見当たらなくなっている反面、いつこの花がと思うような帰化種をみつけびっくりすることがある。
     この花は都内のある公園に咲いていたものであるが、近所の花散策コースでも、今年は初めて2ヶ所で出会った。
     葉が三角形をしており、上部の葉にも葉柄のあるのがソバとの違いである。

    托葉鞘

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花

葉