タカネスイバ(高嶺酸い葉)

Rumex montanus


タカネスイバ1

  • 科名・属名
  • : タデ科 ギシギシ属

  • 特徴

  •  草丈30〜90cmの多年草。
     茎は直立し、あまり分枝しない。
     葉は長楕円形〜卵状披針形で柄がある。スイバより葉の幅が広く、基部も大きく湾入する。托葉鞘の縁は全縁。
     花は茎の先に円錐状の総状花序となり、小さな花を多数つける。
     内花被片は花後翼状になり、円形で全縁。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     高山の湿った草地、水湿地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1992年8月23日 北海道大雪山
     下 2004年7月19日 長野県八ケ岳

  • 撮影記

  •  高山というのは不思議な場所だ。どんな地味な植物でも、厳しい環境に耐え抜いていきているということで真面目に撮影する。
     平地や低山ならこんなスイバに似たパッとしない花にカメラを向けることもないが、高山植物というだけで何度も撮影した。
     スイバに似ているが、葉の幅は草丈の割りには広い。

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タカネスイバ2