ハクサンタイゲキ(白山大戟)

Euphorbia togakusensis


ハクサンタイゲキ

  • 科名・属名

  •  トウダイグサ科 トウダイグサ属

  • 特徴

  •  草丈40〜50cmの多年草。
     葉は互生し、狭披針形で長さ5〜7cm、幅5〜6mm。先は鋭く、縁には密に細鋸歯がある。
     花は葉腋から6個の枝を散形に出し、その先に3個苞葉がつき3個の小枝を出す。小枝の先の2個の苞葉の間に杯状花序を頂生する。
     杯状花序は黄褐色の腎臓形の4個の腺体から1個の雌花が伸びる。子房の外面のいぼ状突起の間に長い開出毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(北陸〜東北地方)
     山地の草地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1985年8月3日 長野県白馬岳
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  高山にまで分布するトウダイグサはこの花とヒメナツトウダイしかない。
     両者は腺体の形が違うので区別できるが、この花には何度も出会っていたくせに、撮影していたのはわずかに1度しかなかった。
     高山植物の90%位は撮影したと思っていたが、いろいろな変種が出てきたうえに、いざ整理してみると、昔の写真は特徴がわからなかったり、ピントが甘かったりと撮り直しの必要な写真が多く反省しきりである。

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花アップ